─ 小規模チームが急成長する中でのPM体制整備とOKR導入 ─
目次
背景・課題
- ToB向けSaaSプロダクトが急速に成長し、社内リソースが不足。開発案件が増えるにつれ、優先度の管理やエンジニアとの調整が複雑化していた。
- PM(プロダクトマネージャー)不在 のまま社長直轄でプロダクト方向性を決めていたため、要件定義が曖昧で、開発途中に仕様変更が頻発。
- 顧客からは追加要望が絶えず、プロダクト価値を高める施策とカスタム対応が混在していた結果、リリース遅延 と顧客満足度の低下 が見られた。
支援内容
- PM導入と役割定義経営者・エンジニア・営業など各ステークホルダーとのヒアリングを実施。PMが担うべき「仕様確定」「開発優先度調整」「顧客要望の選別」などの役割を明確化。新設されたPMポジションを中心に、各チームとのコミュニケーションフロー を再整理。
- OKR導入・目標設定経営目標とプロダクトKPIを連動させるため、OKRワークショップを開催。O (Objective) と KR (Key Results) の適切な切り分け方をレクチャーし、開発チーム内での認識を統一。定期的にチェックインミーティングを行い、達成度合いや課題を可視化。
- MVP検証フローの整備顧客要望や新機能アイデアに対し、MVP(最低限の機能)でまずリリース→フィードバック収集 →機能拡張のサイクルを定義。初期ユーザーインタビューや早期のリリースを促進し、仕様変更リスクを最小化。
成果
- PM導入とOKRによる目標管理により、開発優先度の意思決定がスピーディ になった。
- MVPを活用して早期に顧客の反応を得る流れが確立し、リリース速度 と顧客満足度 が向上。
- 経営層と現場チームの情報連携がスムーズになり、開発リソースの有効活用 が可能に。